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京都市の廬山寺に現れた鬼たち=2023年2月3日、京都市上京区、西田健作撮影

 今年の節分は、いつもの2月3日ではなく、2月2日です。日にちがずれるのは、地球が太陽を1周する時間が365日ぴったりではないことが理由です。なぜずれるのでしょう。Q&A形式で紹介します。

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 Q 節分って何?

 A 節分は、四季を分ける節目のことで、本来は季節の始まりである立春、立夏、立秋、立冬の前日を指す言葉。ただ、このうち春の始まりを表す立春の前日だけが「節分の日」として残ったようだ。

 「鬼は外、福は内」のかけ声で豆まきをしたり、恵方(えほう)巻きを食べたりと特になじみが深いね。立春はここ数年2月4日が続いていたけど、今年は1日早まるため、節分も2月2日になるんだ。

 Q だれが決めたの?

 A 立春や夏至、冬至といった暦の二十四節気は、太陽と地球の位置関係で決まる。例えば、春分は太陽が真東から昇る日だ。立春は冬至と春分の中間だ。こうした暦は国立天文台が決めていて、毎年2月に官報で翌年の分を発表している。

公転、6時間弱長いせい

 Q なぜずれるの?

 A 地球が太陽を1周する時間は365日ぴったりではなく、6時間弱長い。そのため、毎年少しずつ地球の位置がずれていき、立春もずれるんだ。

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節分(立春の前日)の変遷

 Q どんどんずれると、1月になることもある?

 A ずれると言っても、1日前後だよ。太陽の位置は4年で24時間分ほどずれるので、うるう年として2月29日を作って解消している。ところが、このままだと4年で約45分、400年で3日ほど増やしすぎてしまう。そのため、うるう年を400年で3回減らすことにした。100で割れる年はうるう年にせず、400で割れる年はうるう年のままとするんだ。この結果、2000年のような400で割り切れる年の前後の世紀は、節分などの日付がずれやすいんだ。

■かつては2月4日が節分…

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